茶会「戦国武将の茶の湯」

令和元年10月20日
文化庁 日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(イノベーション型プロジェクト)としても採択された
茶会「戦国武将の茶の湯」を東京国立博物館 庭園(九条館および転合庵)にて開催しました。
秋晴れの中、知心流に伝わる戦国の甲冑武士の坐り方や仕草、腰に茶刀(ちゃがたな)を帯びて抹茶を提供しました。
日光東照宮権宮司はじめ著名な文化人、後援者など94名のお客様を迎え、総勢110名のかつてない茶会となり、
盛大のうちに無事納めることができました。甲冑武士や幟旗、時代衣装を身に着けた雅楽の音色の中で、
祝いのどぶろく(にごり酒)を馬上杯で振舞うなど、参加した文化人から戦国絵巻さながらとの声もいただきました。

一般社団法人 武家武道文化伝承保存会


九条館




知心流宗家と後代宗家 立膝での点前 (1)

知心流 高弟 立膝での点前

知心流宗家と後代宗家 立膝での点前 (2)

知心流宗家と後代宗家 立膝での点前 (3)

戦国の甲冑武士の坐り方や仕草、腰に茶刀を帯びての点前



水屋 / お運び



室内に飾られた鎧、刀剣等(左)。
今回の茶会では知心流調布柴崎道場35周年を記念して
作製した茶碗(右写真奥)も使用しました。







時代背景を明確にするため、庭園内には甲冑武士を配しました。





転合庵および池に面したその庭先では「馬上杯」(※)にてにごり酒等を振舞いました。
※戦国武将が出陣時や戦の場等で、馬上でも盃を酌み交わせるように工夫された形状の杯





戦国武将が戦から凱旋した折、お祝いに庄や村から駆けつけて
来た人々の中に笛や太鼓を持って祝ってくれた雅楽奏者がいた故事
に倣い、九条館には雅楽奏者も配しました。




庭先での記念撮影






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